アジアを旅する -7ページ目

最近読んだ本 その3

王妃マリー・アントワネット (上巻) および下巻 遠藤周作

読んだ、というより現在読んでます。かなりはまってます。マリー・アントワネットが小生意気なんだけどそこが魅力的。イメージの中ではかなり可愛らしい。遠藤周作さんの本は初めて読んだのですが、文体が好み。これから読み漁っていこう。

現在、下巻を読破中です。これからどう物語が進むのか楽しみ。

最近読んだ本 その2

国境の南 赤川次郎

とある事件から、一晩にして東京のある豪邸が「アメリカ大使館別館」になってしまう。日本なのに、パスポートが必要な生活に戸惑う近隣住人。大使館別館に隣接するアパートの住人たちのストーリを描く。

毎日通勤するのに、アメリカ領土を通らないといけないんだったら、毎日スタンプおされるんだろうか??だとしたらすぐにVISAのページが足りなくなりそうな予感。増刷せねばならないような・・・
話の内容は、やっぱりシンプル。赤川次郎さんのは分りやすくていいんだけどもう一味欲しい。最近はページの少ない本では満足いかないようだ。

最近読んだ本 その1

深夜特急 沢木 耕太郎

実は、このバックパッカーのバイブル本。インド・ネパール編まで読んでそのままでした。先日僕もロンドンまでようやくたどり着くことができた。インドに行く僕にとってはインド・ネパールあたりの話はとても刺激があってよい。

近状

先日、旅行会社からデリー行き航空券が届きました。これでどうやら、本当にインドに行けそうです。どうやらインドは僕を拒まないようです。ちなみに、出発まであと一週間です。それまでには、カンボジア編を終わらせねば・・・ というわけで頑張ります。

さて、旅の友である文庫本ですが今回は何を持っていこう。ちなみに、約20日間の日程です。今までで比べて僕の中ではかなり長い旅なんです。だから、本は結構もっていこうかな、と思っているわけ。

選本。お勧め本がありましたらどうぞ紹介してください。

時は流れる

先日、小さいときから僕の面倒をよく見てくれていた祖母が亡くなりまして帰省しておりました。葬式なども終わりただいま家に帰ってきたところです。

久々に実家に帰ったわけですが、深夜のバスで移動しているときにふと「時は流れる」という言葉が浮かびました。
久々に見る父親はさらに老けて見えるし、親戚の人々も皆さん髪の毛が白くなってしまって、年取ったなあ、と思うばかりです。兄弟はでどんどん大人成長して頼もしくなりました。そんな自分も気づかないうちに、時が流れ変化していくんでしょうね。

「時は流れる」。時間は必ず前に進み続けそして老い、死がその向こうには必ずあります。少し無機質で苦味を感じる、灰色のような言葉だと最初思いました。暗闇を走るバスの中で一人、元気だった頃の祖母を思い出しながら不意に現れた言葉の意味について考えていました。しかしながら、時が流れたあとにはまた新しい流れが生まれるわけで、流れが止まらなければそこにあるものは腐らない。灰色のときもあれば綺麗な色のときもある。祖母の死から新たななにかがそれぞれの中にきっと生まれているんだと思います。灰色の言葉と言いましたが、見方を変えると、銀、はたまた絹のような輝きを持った言葉に思えてきました。


上とは直接関係ないですが、このように一人バスで物想いにふけっていたら、焦点の合わないぼやけた風景がなぜか外国の風景のように街が見えてきました。そういうばシチュエーション的には似てるわけで、一人でこういう心細い状況はまさに海外で一人移動しているときとそっくりです。窓からみえる日本の殺風景な風景は少しづつ変化して見知らぬ国の道路のよう・・・ 海外では移動中することがないので結構もの想いにふけっているのかもしれませんね。